道産子もトライアスロンやりたいの

道産子のトライアスロンに向けた練習日記+α

苫小牧ハスカップトライアスロン2017完結編

どうも、のってぃです。

今回で苫小牧ハスカップトライアスロン2017編はラストです。
では…

実際のレースコースでスイム練習を10分程
うーん、やっぱり海の濁りがすごいな〜
結構ヘッドアップしていかないと目標見失うかも…

そんな練習を終え、いよいよスタートを待つだけとなった。
スタートを待っていると前回の女子優勝者を発見!
帽子の色が他の人と違う!
めっちゃ早いんだろうな〜

そんなことを思ってるとその女子選手が、ふと漏らした…
「私も第1ウェーブでスタートしたいな〜」と

そう、このハスカップトライアスロンはスタートが年齢&性別順のため第1ウェーブでスタートできるのは10代〜40代男性まで、あとは第2ウェーブスタートなのだ

前回優勝者だろうが関係ない…
若干かわいそうな気もするがルールなので仕方ない

そんなこんなで遂にスタートの時間が迫ってきた
フローティングスタートのため、続々と海の中に入って行く
今回の僕の目標は完走することだったので、前列には参加せず、後方の方でごちゃごちゃならないように浮かんでいた

しかしこれが裏目になるとは…

スタートの合図と共に一斉に選手が泳ぎだす。
僕もそれでは〜という感じでスタートを切ったが、案外スイムの遅い人たちが前方に固まっていて巻き込まれたくもないスイムのバトルに巻き込まれた

最初の洗礼としては強烈だったが、いきなり顔面を蹴られる
ゴーグルが外れ慌てて装着しようとするも後続がどんどんやってきてそれどころではない…
平泳ぎでコースの端に脱出…
一旦落ち着いてから、ゴーグルを強めに装着し直し再スタート!
しかし、バトルはまだ終わらない…
最初の第1コーナーで何故かインコースに寄せられる
もちろん皆さん少しでも短い距離を泳ぎたいのでインコースはぐちゃぐちゃ
そして、僕ももみくちゃ…

むり!!
と思い、コースの外側に脱出!
あまり人の多くないところを泳いで行く作戦に…
しかし、これもまたイマイチなことに、まっすぐ泳げずヘッドアップをするごとに蛇行していることに気付く
どうしようかな〜と思いながら泳いでいたら、なんとなくペースが同じような人を発見

ここだ!と思いながらその人について行くことを決意
うん、まっすぐ泳げている
そんな感じで1周目の500mが終了
よし、あと2周!
と思っていると、ついに第2ウェーブの先頭集団に追いつかれた
これはもしや…予想通りまたしてもバトルに巻き込まれる…
やめて〜と思いながら端っこに回避
スイムのバトル辛い…
そんなこんなで3周目最後のストレートにさしかかり、周りの人も若干ペースアップしてきていた、僕も負けじとペースアップ!
一人でも抜かしていきたい、そんな思いでスイムを終えた。
タイムは36分
あれ、予想より早い!ちょっと得した気分になったが、スイムを終えた体はやはりずっしりと重い…
それでも周りの人たちは走ってバイクに向かう
僕も慣れないながら走りながらウェットスーツを脱ぎ、バイクの前へ…
トランジションエリアには予想以上にバイクが置いてあり、ちょっとびっくりしたものの、僕の周りのバイクはほぼ皆無…
そりゃ、年齢順に並んでるとそうなるよね〜笑

タオルで体を拭き、靴下を履き、グローブを履き、メットを被る、そしてアミノバイタルでエネルギー補給
いざ、バイクパートのスタート地点までバイクを押して走る
白線を越え、走りながらバイクに乗車!
うん、意外とスムーズにいけたね♪

体力も大丈夫!

これからは孤高の40km
Ave30km/h、1時間20分を目標にする。
全て平坦コースなものの海からの風が容赦なく襲いかかる…
周回コースに入るまでの最初の5km、前方にも後方にもあまり人はいない…
自分のペースが遅いのか、指標がない…
しかし、大事なのはマイペース
サイコンを見ながら時速30kmを維持
と、そんな折

「抜きまーす」

後ろから声をかけられ、抜かれた!

なに!

これはついていかねばと思いつつ、ドラフティングは禁止の為
20mくらいの距離を空けついて行くことに
あれ、時速32km

うーん、いけないことはない!

ここで、Ave32km/hに変更

そして7.4kmの周回コースに入った

選手はかなり多くなった

前方にバイクがいると思うと抜きたくなるのが男の性!

しかし、ここはじっと我慢…32km/hで抜ける人だけを抜こう

とここで、若干想定外が…
ど平坦だと思いきや、微妙な傾斜がついており周回コースの往路は登りになっていた
うーん、ちょっと辛いので往路を30km/hに抑え、復路を少し頑張ることにした。

予想通り復路は35km/hでいけた

そして、3周目も終わりに差し掛かったところで、またしてもあの人が…
そう、前年度女子優勝者!

ゴーーーーーっというディスク独特の音が近づいてきたと思った矢先…
瞬殺で抜かれた(/ _ ; )

あ、あれが女性の走りか…
さすがトップは違うな…

そんな思いをかかえながらもバイクを走り続ける。
風が少しでてきたのだがDHバーの無い僕は下ハンを握りしめてなるべく身をかがめて踏ん張る。

残り一周…
水分補給も予定通り4分の1位になっている。
が、ちょい喉が渇いている気がする…

だが、踏ん張る。
そして、バイクのゴール。
白線の手前でバイクを降りると…
あれ、足がめっちゃ重たい…
これは〜…きてるヤツだな

そう思いながらも、ランの準備に取り掛かる。
バイクのタイムは1時間20分ほど、まぁ予定通りだ
しかし、太陽も真上にやってきて、日差しがかなりキツイ
最後に気合を入れる為にカフェインたっぷりのメイタンCCCを飲む…まずい

そう思いながら走り出すが、身体全体が重たい…
これがトライアスロンの最後のランパート…
足が思ったように前に出ない…
体感的にはキロ6分くらいで走ってるようだ…
しかし、それでもいい、1時間走りきればいい
そうすればゴールが見えてくるのだから!

そう思い、淡々と走る…
足切りの心配はもう無いのだから、あまりタイムは気にしていなかった
というよりはタイムを気にするほどランの始めは余裕が無かった
とにかく足が重たく、フルマラソンの終盤のような辛さがあった…
何でこんな苛酷なスポーツをやっているんだろう
そんな思いがよぎってくる

そんな時に沿道から多くの方の声援をいただき、色んな人が応援してくれてるのだから、頑張らねば!
とモチベーションを上げて行く。

すると、とある応援の方が…
のってぃさん(本名は別ですが…)頑張って〜!!
と応援してくれた。
なんで!?
と思ったら、選手名簿を片手に次は何番の人だから、◯◯さんがんばって〜と
これはかなり嬉しかった。
挫けそうな心が繋がる。

しかし、この人たちの声援の後に修羅場があった。
なんと、これまで走ってきた舗装道路と違って2kmくらいの未舗装路がコースになっていた。
アップダウンあり、凸凹ありで辛いものの若干の日陰があったことから、なんとか乗り越えられ、1周目の5kmが終了した。

そして2周目…
はっきり言って脚はもはや使い切っていた
もうここからは精神との闘いでしかない
ショートトライアスロンだからなのか、やはり周りのペースが中々早い。
それについて行こうにも脚が悲鳴をあげる。
しっかりと給水はしていたつもりだが、7km地点でヤバい予感がした…
ふくらはぎがつりそう…

しかし、残り3km…
もうここまできたらだましだまし走るしかない。
つりそうなふくらはぎは、もはやどうにもならないから、なるべく負担をかけないようランニングフォームを大きな動きから小さな動きに変えた

はっきりいっていつやってもおかしくない状況ではあったが、ここで負けるわけにはいかない

そして、最後の難関…未舗装路
この脚でこれはキツイ…
ペースが一気に落ちる
たぶんこの時はキロ7分以下になっていたと思う
が、こで時計を見てしまった…
あれ、残り2kmで現在45分
頑張れば1時間切れる!
そこから、少し気持ちを上げ、腕の振りを大きくした。
どんどん抜かされてはいくものの、辛いのはみんな同じ!

そう言い聞かせながら、一歩一歩進んでいく

そして、最後のストレート
後ろからは選手が迫って来ていたが、ここは、男の見せ所!
ここで抜かれるわけにはいかない!
最後のスパートをかけ、ゴールテープに飛び込んだ。

最終タイムは2時間45分33秒
決して素晴らしいタイムではないが、自分との戦いに勝利した瞬間だった。

こうして、初めてのトライアスロンは幕を閉じた。

最後はぐだぐだの長文になってしまいましたが、読んでいただいてありがとうございました。

また、トレーニング日誌なども上げていきますので、たまにご覧いただければと嬉しいですね^_^